モバイルメニュー

武甲工場

高品質石灰石の源

埼玉県秩父市と横瀬町にまたがる武甲山は、高純度の石灰石を豊富に埋蔵する日本屈指の大鉱床です。
不純物が極めて少なく良質なことで定評のあるこの石灰原石は、
私たち秩父石灰工業の手によって、さらにクオリティの高い高品質素材へと生まれ変わります。
貴重な国内資源として、無限の可能性を秘める石灰石を大切に活かし、
健やかな未来という形で次の世代に引き継いでいく為に、私たちの努力は続きます。

武甲工場の生産設備

生石灰生産設備

生石灰生産設備

能力 25,000t/M

設備 台数
焼成炉 4基
ジョークラッシャー 2基
ハンマーミル 1基
振動ミル 2基
振動篩 9基
製品タンク 1式

消石灰生産設備

消石灰生産設備

能力 7,000t/M

設備 台数
ハイドレータ 3基
セパレータ 4基
振動ミル 1基
ボールミル 1基
インパクトクラッシャー 2基
パレタイザー 2基
立体倉庫 1式
製品サイロ 1式

炭酸カルシウム生産設備

炭酸カルシウム生産設備

能力 20,000t/M

設備 台数
ローラーミル 1基
ボールミル 1基
インパクトクラッシャー 2基
振動篩 6基
セパレータ 2基
製品サイロ 1式

石灰石水洗設備

石灰石水洗設備

能力 70,000t/M

設備 台数
ドラムウォッシャー 3基
トロンメル 5基
振動篩 4基
貯鉱槽 4基
シックナー 1基
オリバーフィルター 1基

複合石灰生産設備

複合石灰生産設備

能力 10,000t/M

設備 台数
インパクトクラッシャー 2基
ジョークラッシャー 1基
振動篩 4基
造粒機 3基
ブレンダータンク 1基
ミキサー 3基
製品サイロ 1式

開発実績

ロックマイティ

ロックマイティ
(土質改良材)

開発年度:昭和60年~

石灰及びセメントを含む無機系材料を適正に配合した無害な土質改良材です。 生石灰系,消石灰系,石灰・セメント複合系の3系統のものがあり、処理対象土あるいは施工方法に応じた6タイプを取り揃えています。

製品詳細ページを見る
A-ロック

A-ロック
(酸性ガス除去用)

開発年度:平成7年~

特号消石灰よりも大きな比表面積を持ち、排ガス中の酸性ガス(HCl,SOx)の除去性能に優れた高反応性消石灰です。 吹き込み量を大幅に減らせるため、飛灰処理量の軽減及び最終処分場の延命が図れます。 A-ロックは付着性の無い粉体に改質されているためタンクや配管内への付着がなく、さらに集塵装置への負荷も少なく安心してご利用になれます。

製品詳細ページを見る
サーパス

サーパス
(皮革なめし用)

開発年度:平成11年~

サーパス.PFTは皮革なめし用に開発した消石灰です。従来の消石灰と比較すると使用量が半分で済み、スラッジを大幅に削減できます。 また食いが良く脱灰で抜けやすい為、水洗い・脱灰時間の短縮化、それに伴う水道及び電気料金の削減が図れます。 さらに設備の稼働時間が短縮されることにより、モーター,タイコの破損頻度の減少も期待できます。

製品詳細ページを見る
スラグシード

スラグシード
(精錬材)

開発年度:平成12年~

スラグシードはCaOベースの新しい精錬材です。EBT電気炉,LD転炉での出鋼造滓精錬に、LF・RH精錬を組み合わせた複合精錬手法での合成造滓精錬材としてご使用頂けます。 迅速な滓化,蛍石レス造滓操業,新しい取鍋精錬スタイルLF精錬の負荷軽減の効果が期待できます。

製品詳細ページを見る
アグリライム72

アグリライム72
(肥料用)

開発年度:平成12年

アグリライム72は粉体のまま防散処理を施した肥料用消石灰です。防散処理されているため、従来品(当社比)よりも発じん性が大幅に改善されています。 従ってビニールハウス内での作業でも消石灰粉が飛散しないため、著しく作業性が改善されます。 肥料効果は従来品と同等で、酸性土壌を中和し、カルシウム分を補給します。

製品詳細ページを見る
フローエース

フローエース
(コンクリート用石灰石微粉末)

開発年度:平成13年

フローエースは高純度石灰石を原料にしたコンクリート用石灰石微粉末です。フローエースの使用により、コンクリートの流動性改善、材料分離防止、ブリージングの防止、強度の増加(特に初期強度の増加効果大)、水密性の向上、製品外観の向上等の効果があります。 フローエースはその流動性と緻密性に応じてT1、T2、T3の3種類の製品をご用意しております。

製品詳細ページを見る

武甲山の地質断面図

武甲山の地質断面図

武甲山は秩父盆地の南東隅にほぼ東西の山稜をもち、羊山丘陵の南端に接しています。
地形はたいへん険しく、随所に断崖・絶壁があります。
これは山の北側に広く分布する石灰岩層が、侵食に対して強い抵抗を示してきたためです。
武甲山の石灰岩層は、武甲層と呼ばれる中生代三畳紀(トリアス紀)の
堆積物の上層部を形成する地層であり、輝緑凝灰岩や変質玄武岩からなる
下層部の宇遠沢輝緑凝灰岩部層とは互層漸移の関係にあります。

また、武甲層の上層にはチャート、粘板岩、輝緑凝灰岩等からなる影森層が整合に重なっています。
この石灰岩層は主体となる灰色~暗灰色石灰岩を中心に、
その下層に有機物を多く含む黒色石灰岩、上層には黒色石灰岩や
珪質石灰岩を重ねた層序構造を持っています。
このうち採掘対象となっているのは灰色~暗灰色石灰岩層です。
この層は一般に潜晶質で、他層の挟みは極めて少なく、
化学成分上も石灰分の高い良質な石灰岩として知られています。
武甲山の石灰岩は推定可採鉱量約4億トンといわれ、日本屈指の大鉱床です。

参考文献

秩父武甲山総合調査報告書【上巻】自然編 武甲山総合調査会 (昭和62年)
page top